『自己プロデュース力の書評・要約を知りたい』
この悩みを解決します。
『自己プロデュース力』は、元お笑いタレントの島田紳助氏が上梓しました。
漫才コンビ『紳助・竜介』として活躍し、解散後はプロデュース業や司会業など、マルチに活躍。
本書は、そんな紳助氏が2007年3月に、NSC(吉本総合芸能学院)大阪で1度だけ開催された特別講義の内容を書籍化したものです。
講義の模様は、DVD『紳竜の研究』に収録されています。本書は、DISC1に収録されている第2章『手段』の内容を活字化、再構築したものです。
本書は、紳助氏が芸能界で成功するまでの努力の仕方をまとめた一冊です。
今回は、『自己プロデュース力』の書評・要約をしていきます。
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では、まいります。
『自己プロデュース力』の基本情報
まずは、『自己プロデュース力』の基本情報を紹介します。
著者:島田紳助
出版日:2009年9月17日
出版社:ワニブックス
定価:838円+税
島田紳助氏のプロフィールはこちら。
島田 紳助(しまだ しんすけ、1956年3月24日 – )は、日本の元お笑いタレント、司会者、作詞家、プロデューサーである。
漫才コンビ出身でコンビ時代は紳助・竜介のボケを担当。本名、長谷川 公彦(はせがわ きみひこ)。作詞およびプロデュース名義はカシアス島田。
京都府京都市南区出身。1974年から2011年の芸能界引退時まで一貫して吉本興業(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)に所属。
出典:Wikipedia
全体を通してポイントとなるのが、以下のキーワード。
『努力の方法』『成功するための『X+Y』の公式』『心で記憶』
全125ページに、紳助氏が漫才界でトップにのし上がるまでの準備の仕方、考え方、手段が余すところなく掲載されています。
紳助氏の圧倒的な努力と、あらゆる分野に共通する分析力を学べる一冊です。
では、参ります。
『自己プロデュース力』の要約まとめ
ここからは、『自己プロデュース力』の要約について紹介します。
【要約①】自分だけの教科書を作る。
僕がまずしたのは『教科書』をつくることでした。
漫才には教科書がない。だからこそ、僕は十八歳でこの世界に入った時、自分で教科書をつくろうと思ったんです。
『これで勉強したら、絶対売れる』という『教科書』を。
出典:自己プロデュース力
『オモロイ!』と思った漫才を、片っぱしから録音していく。
そして、録音した漫才を、繰り返し再生して紙に書き出していく。
書き出すことで、なぜ『オモロイ!』のかが段々と分かってくる。
漫才の教科書を作ることで、自分のやれること、やるべきことがはっきりしてくる。
【要約②】『X+Y』の公式
僕がよく言うのは、『X+Y』でものを考えろ、と言うこと。
『X』は自分の能力。『Y』は世の中の流れ。
出典:自己プロデュース力
自分は何ができるのか。これは自分にしか分からないので、自分自身と向き合って必死に探すしかない。
一方で、世の中の流れは、資料が揃っているので研究することで分かってくる。
『X』と『Y』も分からずにどんなに悩んだって、それは無駄な努力である。
【要約③】頭で覚えるな、心で覚えろ
僕たちしゃべり手は、本を読んで『頭』で記憶するのではなく、実際に体験して『心』で記憶しなくてはならないんです。
『頭』で記憶したことはすぐ忘れます。
『心』で記憶したことは一生忘れません。
出典:自己プロデュース力
『頭』で覚えたことは、記憶の引き出しのどこにしまったか、しばらくは覚えている。
一方で、『心』で覚えたことは、記憶の引き出しにしまったことさえ覚えていない。
でも、感情が高まった瞬間、パッと引っ張り出せる。
人に伝わるのは、感情的な話。
だから、絶えず『心』を敏感にしておかなければならない。
『自己プロデュース力』の書評
続いて、『自己プロデュース力』の書評を紹介します。
書評②:成功するための方法論が分かる。
【書評①】正しい努力の方向性を学べる。
才能と努力は、掛け算で成り立つ。
もし、5の才能を持っている人が5の努力をしたら、5×5=25の最高得点を獲得できる。
でも、5の才能があっても努力の仕方を間違えて1しかなかったら、5にしかならない。
あるいは、3の才能しかなくても、5の努力ができればもっと上に行ける。
間違えると成功するものも成功しなくなってしまう『努力の仕方』について、教科書の作り方や、ターゲットとなるお客の選び方を題材に、詳しく解説してくれています。
漫才のみならず、どんな分野においても通用する、活躍するために必要な努力の仕方を学ぶことができるでしょう。
【書評②】成功するための方法論が分かる。
漫才の最高峰、『M-1グランプリ』。
紳助氏自身が大会委員長として審査員を務める、自身が企画した漫才界の最高峰。
本書では、M-1グランプリで勝つための方法論を明かしながら、成功するために大切なことを教えてくれます。
成功するためには、無闇に練習しない。
自分の中で明確な方向性を持ち、それに従って練習する。
目の前にある目標のことだけを考える。
最後に、データ分析。
漫才だけでなく、店舗経営やプロデューサーとしても成功を収めている島田紳助氏。
本書で、成功するための方法論を知ることができます。
『自己プロデュース力』を読むべき人
要約・書評を紹介してきました。
続いて、『自己プロデュース力』を読むべき人を紹介します。
- 島田紳助氏の成功した方法を知りたい人。
- 新しいことに挑戦している人。
特に、今何かに挑戦している人で、思うように結果が出ないと悩んでいる人には、ぜひ読んでもらいたい一冊です。
あなたが努力をしているにも関わらず結果が出ないのは、努力の方向性が間違っているからかもしれません。
本書を読めば、正しい努力の仕方を学ぶことができます。
『自己プロデュース力』を読むべき理由
最後に、『自己プロデュース力』を読むべき理由を紹介します。
理由②:成功者の真似の仕方が分かる。
それぞれ、解説します。
【理由①】成功するための法則が詰め込まれている。
本書は、島田紳助氏の講義を活字化したものです。
講義では、若手お笑い芸人に対し、成功するための努力の仕方を端的に説明されています。
漫才を仕事としていた紳助氏だからでしょうか。
話に一切の無駄がありません。
話が会話のようにテンポよく進むので、読んでいて飽きませんし、一気に読み終えてしまいます。
でも、読み終えたときには、多くの学びがあります。
これほどまでに濃い内容の書籍は、なかなかありません。
この一冊に、成功するための法則が詰め込まれています。
【理由②】成功者の真似の仕方が分かる。
最近、成功するためには、すでに成功している人の真似をしろと言われることがあります。
でも、単にパクるだけでは二番煎じで成功することはできません。
本書では、紳助氏が島田洋七氏に『パクるな!』と注意されたエピソードが掲載されています。
しかし、紳助氏はネタをパクったのではなく、『システムをパクった』。
単に、成功者の真似をすれば良いと勘違いしている人は、本書を読めば、成功者の何をどのように真似すれば良いのかが分かります。
まとめ
『自己プロデュース力』の書評・要約を紹介しました。
『自己プロデュース力』を読もうと思った方は、Amazonや楽天でポチってみてください。
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以上が、『自己プロデュース力』の書評・要約まとめでした!