私の人生を振り返ると、学生時代にしっかり勉強していた記憶がありません。
テスト前になったら、バタバタとテスト範囲だけ読み返す程度、勉強するだけ。そのため、学生時代に勉強したことは、今は全く活かせていません。
そんな私でも、30代になって、勉強の楽しさに気づいたのです。
これまで勉強が大っ嫌いだった私が、勉強することの楽しさに気づいてから、人生が変わりました。
『人生が変わるなんて大袈裟な!』と思う方もいるかもしれませんが、それだけわたしにはインパクトのあることだったのです。
今回は、勉強が大っ嫌いだった私が、どうやって勉強の楽しさに気づき、それが人生にどのように影響したのかを紹介します。
勉強が大っ嫌いだった学生時代
私は学生時代、勉強が大っ嫌いでした。
授業中、勉強していてもつまらないので、消しゴムを切って色々なものを作っていました。
『ムームー星人』とかも作っていました。さすがに知っている方はいませんかね?
あとは、遊戯王カードでどうしたら強いデッキが組めるか、そんなことばかり考えていた記憶があります。
テストのときだけちょっと復習して、酷い点数を取らないようにしていただけなので、成績はいつもオール3か、それ以下でした。
なぜか、数学だけは好きでした。テストの点も良かったので、数学はいつも4か5の評価でした。
ただ、数学以外の教科は興味が湧かなかったので全く頭に入りません。
そんな学生時代を過ごしていました。
厳しい上司に学んだ『本質を捉える』ということ
勉強が大っ嫌いだった私ですが、社会人になったとき、とても厳しい上司につきました。
その上司は、頭が冴えて、仕事も速く、本質を見抜く力がありました。
一方、私は学生時代をちゃらんぽらんに過ごしてきたので、仕事もできず、物事をちゃんと考えることすらできず、毎日のように怒られていました。
上司からキツイ言葉を言われることなんて当たり前でしたが、その上司からいつも言われていたことは、『本質を考えろ』ということです。
何をするにも、『何のためにやるのか』、『どうあるべきなのか』という本質の部分を問われていました。
少しでも考えが間違っていたり、考えが甘かったりすると、全力で怒鳴られます。
ただ、この上司がいたおかげで、『本質を捉える力』が養われたのは間違いありません。
今になって、勉強の楽しさに気づく
厳しい上司とは4年間くらい一緒に仕事をしていましたが、私が異動になったことで、それ以来、一緒に働くことはありませんでした。
しかし、ここでやっと、本質を捉えることの大切さを知ることになるのです。
私はこの頃、何をするにも、『なぜそれをするのか』、『どうあるべきなのか』ということを考えながら仕事をする癖がついていました。
そのおかげで、やるべき仕事はスムーズにこなせるようになっていましたし、何をするにも本質を考えながら取り組むようになっていました。
そこで、転機が訪れました。
仕事の関係で、資格を取得しなければならなくなったのです。
勉強の楽しさに気づいたのは、本質を求めて考える癖を持っていたから
私は、資格の取得には良い思い出がありません。
これまで、資格を取ろうと思っても、参考書を買ってはみるものの、開いて目を通すくらいで勉強した気になっていたような私です。
実際、欲しいと思った資格を取れたことがありません。
ただ、仕事の都合で資格が必要となったので、渋々勉強することにしました。
いつもどおり嫌々ながら勉強を始めてみたものの、このとき、私自身が驚くべき変化を感じました。
それは、あんなに勉強が嫌いで、本を読んでも頭に入ってこなかったのに、なぜかちゃんと理解できて、頭に入ってくるようになっていたのです。
これも全て、本質を捉える癖がついていたからだと思います。
なぜこの勉強をするのか。ここから何を得るのか。その学んだことをどう活かすのか。
そのような本質を捉えることで、自分の中でこの勉強をする意味を見出せ、さらには勉強することの意義を見出せたのです。
一回慣れてしまえば、あとはなんてことはありませんでした。
何を学ぶか。
その本質を捉えられるようになったことで、勉強だけでなく、読書も進むようになったのです。
そこから、読書は私の趣味になりました。
読書で、たくさんの知識を得られることが、とても楽しくなったのです。
学ぶ楽しさを知っていれば、学校も楽しかっただろうなと感じる
私が勉強のやり方を知ったのは、30代になってからでした。
これを、学生時代に気づいていたら、どれだけ勉強が楽しかったんだろうと思うことがあります。
当時は、勉強が苦痛で仕方ありませんでした。でも、今は勉強の楽しさに気づきました。
こんなに勉強が楽しいと思えるなんて、当時はあり得ないことでした。
もし、当時の私がこれだけ勉強を楽しめていたら、できることの幅が広がっていたかもしれません。
それだけ、勉強を楽しめることが、人生の幅を広げることに繋がるということを、身をもって感じました。
今から勉強を始めても遅くはない。勉強してこなかったことを後悔する必要はありません
過去の積み重ねで今があります。
過去に勉強してこなかったからこそ、今改めて勉強の楽しさや、勉強の大切さに気づくことができたのです。
もちろん、もっと早く勉強の楽しさに気づき、たくさん勉強してきていれば、今と違う人生になっていたでしょう。
でも、私はそれを後悔していません。
なぜなら、勉強は『今』始めても遅くないからです。
私は、30歳を超えてから、勉強をするようになりました。
30歳を超えてから勉強を始めるなんて、世間一般で考えれば、遅いですよね。
それでも、勉強をするようになってから、私の人生が変わったのも事実です。
勉強を始めたから、副業で稼ぐ方法を学ぶことができて、少し稼げるようになりました。
勉強をしてたくさんの情報を得るようになったからこそ、会社を辞める決断ができました。
勉強を始めた時期は遅いですが、それでも、たくさんのことを勉強して学んでいます。
学ぶということに、遅すぎることはありません。
何かを始めるのに遅いということはない。やりたいと思ったときが最適なタイミング
30代で勉強を始めたからこそ、言いたいことがあります。
何をするにも、『やりたいと思ったときが、最適なタイミング』だということです。
勉強もそう。
遊びもそう。
やりたいと思ったときに始めるのが、最適なタイミングなのです。
やりたくもないのに、自分の意思に反して勉強を頑張っても続きません。
それよりも、自分が興味を持ったときに、自分の気持ちに素直になって取り組むほうが、スムーズに進みます。
勉強だって、やりたいときにやれば良いんです。
知りたいことが出てきたときに調べてみることが、勉強になるのです。
皆さんも、やりたいと思うことがあったら、年齢なんて気にせずに始めてみてください。それが、あなたの人生を大きく変える出会いになるかもしれません。
やりたいと思ったことを、どんどんやっていきましょう!