私は、最近気づいたことがあります。それは、『これまでやってきた勉強は、正しい方法ではなかった』ということです。
というのも、これまでの私は、『正しい勉強のやり方』を知らなかったのです。
学生時代は、教科書のテスト範囲だけをなんとなく読み返して勉強する程度。
社会人になって資格を取ろうと勉強するも、本を読んだ『気』になっているだけで、全く頭には入っていません。
でも、当時はそれが正しい勉強のやり方だと思っていたのです。
自分自身に、『覚えられないのは、自分の努力が足りないからだ』と言い聞かせていました。
しかし、30代になって気がつきました。
『今までの勉強のやり方は、間違っていた』のだと。
勉強することに抵抗感があったり、勉強してもなかなか身にならない方は、私と同じように勉強のやり方自体が間違っているかもしれません。
今回は、『勉強のやり方の何が間違っていたのか』ということや、『どうやって正しい勉強方法を身につけられたのか』を紹介します。
勉強とは、ノートを書き写して教科書を読むことだと思っていた
学生時代は、勉強するということについて真剣に考えたことがなく、なんとなく勉強していました。
毎日の授業では、黒板に書かれたことをノートに書き写すだけ。予習も復習もしていませんでした。
テスト前になると、先生がテスト範囲を教えてくれます。
教科書で重要だと言われたところだけマーカーを引いて、あとはそれを繰り返し眺めるだけ。授業でやったところはノートに書いてありますが、見返しても単語単位でしか書いていないため、意味が分かりません。
勉強とは、こうやるんだと本気で思っていました。
これじゃ、大した点数は取れません。
成績はいつもオール3くらい。
こんなやり方でもオール3は取れていたので、そこで満足してしまった自分がいました。
今思えば、全く勉強をしていなかったのと同然です。当時やっていた勉強は、全て間違っていました。
勉強したあとの自分のイメージを明確にする
こんな勉強のやり方で育った私が、30代になってから正しい勉強のやり方に気づくのです。
会社員として働いていた頃、社会人を5〜6年目ほど経験していたこともあり、それなりに考える力が身についていました。
そんなとき、仕事の都合で資格を取ることになりました。
『普段働いている中で、さらに資格の勉強となると、どうしたものか。』と思いました。
そこで、勉強に必要なことを先に考えてみたのです。
『これは何のために学ぶのだろう』
『何に役立つ知識なんだろう』
このように、先に勉強することの目的を考えてみました。
それから勉強を始めてみたのですが、昔と違って不思議と頭に入ってくるのです。
『これは、あの作業に必要なことだな』
『失敗するとこうなってしまうのか。要注意だな』
勉強ながら、将来のイメージが明確になっていたのです。
明確なイメージを持ったうえで、自分の作業に必要なことだからこそ、知識を蓄えようという意識になり、勉強したことがスムーズに記憶できることに繋がったのです。
やるべきことが分かればあとは邁進するのみ
自分の将来を想像できれば、あとは簡単です。
『将来やるべきことに対して、今は何の知識が必要なのだろうか』
『学んだ知識が、仕事にどう活かせるのだろうか』
自問自答を繰り返すことで、やるべきことを明確化できます。そして、やるべきことが明確化できたら、あとはそれに向かって邁進するだけです。
これが、私の考える『正しい勉強のやり方』です。
『なんとなく』ではなく、『やるべきことを明確化』することが、正しい勉強に必要なことです。
正しい勉強のやり方は目標を立てるときも役立つ
これは、目標を立てる際にも役立ちます。
勉強と同じく、やるべきことを明確化することで、目標を具体化できます。
と言っても、やり方は正しい勉強と同じです。
勉強も、『目標を明確化』することで、取り組む意義を見出しています。
目標を立てることも、勉強することと変わりはありません。
『自分の将来にどう活かせるのか』
『目標を達成することで、どんな自分に変われるのか』
これを常に意識することが、具体化した目標の達成に必要なことです。
勉強したい!と思ったときこそ勉強を始めるタイミング
言葉にすると、とても簡単に聞こえてしまうのですが、私はこれに気づくまでに、相当な時間がかかりました。
もしも、学生時代に正しい勉強のやり方に気づいていたら、人生が変わっていたかもしれません。
しかし、正しい勉強のやり方に気づいた今では、日々たくさんの知識が増えていくのが楽しく感じています。インプットが増えることでアウトプットの質が増し、成長している実感もあります。
このことからも、勉強を始めることに、遅すぎるということはありません。
むしろ、やりたい!と思ったときこそ、勉強を始めるべきタイミングなのです。
勉強に限らず、何かを始めることに年齢は関係ありません。私も、30歳を超えてからしっかり勉強を始めたり、本を読みはじめたりしています。
こんな歳になってからでも、勉強したり本を読んだりすることに、遅いということはありません。
私と同じように、勉強のやり方が間違っていたなと感じる方は、今一度、やり方を見直してみるのはいかがでしょうか。
そうすれば、勉強のやり方に気づいたり、勉強することの楽しさに気づけるかもしれません。
この記事を読んでくれた皆さんが、正しい勉強方法を身につけて、充実した人生を送ることができれば幸いです。