あなたは、『失敗』という言葉に対して、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
『失敗』したら、もう終わり。
『失敗』は、したくない。
このように、悪いイメージとして捉えている方がとても多いと思います。
悪いイメージがあるからこそ、何か新しいチャレンジをすることになったとき、『失敗』すること自体を恐れて、行動できないという方も多くいます。
そんなあなたに、気づいてもらいたいことがあります。
それは、『失敗』とは、恐れることではなくて、ただの経験の一部でしかないということです。
今回は、『失敗』を恐れて行動できないという方に、『失敗』のそもそものイメージを変えてもらいたいと思います。
では、まいります。
『失敗』に対する悪いイメージ
誰しもが、『失敗』はしたくないと考えると思います。
そりゃそうですよね。
『失敗』なんて、しないに越したことはないのですから。
ただ、『失敗』なしに全てが上手く進むことはあり得ません。
むしろ、『失敗は成功のもと』と言われているように、失敗は成功するために必要であるとも考えられています。
それなのに、失敗には悪いイメージしかありません。
果たして、本当に、『失敗』することがいけないことなのでしょうか。
私は、失敗が悪いイメージなのは、失敗した結果だけにフォーカスしすぎていることが問題なのだと思っています。
『失敗したら、失敗なんだから、そりゃ悪い結果になるでしょ。』
と言われるかもしれませんが、そうではなく、『失敗も成功までの過程の一部にすぎない』ということです。
『失敗』がダメなのではなく『次への一歩を止めてしまう』ことがダメなのです
最終目標のために、何かを積み上げる。
その最終目標が『成功』だとしたら、そこまで何もなく順調に進むことを望みますよね。
でも、何事もそんな簡単に成功するわけありませんから、途中で失敗を経験します。
その失敗をしたときに、あなたがどう考えたかによって、『失敗』という言葉の受け捉え方が変わります。
最終目標は『成功』することであり、『失敗』はあくまで成功までの過程の一部でしかありません。
たった一度失敗したからといって、『もうダメだ』と思い込んでしまうのは、一番ダメな結果です。
これでは、単に『失敗』したというだけで思考を停止させてしまっているだけであり、成功に向けた次なる行動をすることから逃げているだけなのです。
『失敗』とは、成功しない方法を見つけただけ
そうではなく、『最終目標の成功に向けて、成功しない方法がひとつ分かった』と捉えるとどうでしょう。
仮に成功まで10通りのやり方があるとしましょう。その中で成功にたどり着くのは1つだけです。
最初は、成功する確率は10分の1です。これで成功すれば、最高です。
でも、そう簡単にはいきません。きっと、10分の9の確率で失敗を引いてしまうでしょう。
このときに、どう捉えるかが重要なのです!
一度失敗をしたことで、『もうダメだ』と諦めてしまい、次の行動を起こさないのか。
あるいは、『次は成功するかもしれない』と考えて、もう一度チャレンジしてみるのか。
前者は、思考が停止し、成功までの行動をやめてしまった方です。
後者はどうでしょう。
もう一度チャレンジしようとすると、次に成功する確率は9分の1になります。
ということは、さっきの『失敗』は、言い換えれば『成功』しないためのひとつの方法が分かったということなのです。
『失敗』を、あくまで成功しない方法の1つを見つけたと捉えるのです。
『失敗』は恐れるものではなく、ただの経験にすぎない
『失敗』に対する考え方の違いで、こんなにもイメージが変わるなんて、凄いと思いませんか?
これらのことから言えることは、
『失敗とは、何かを始める前に恐れるものではなく、成功するまでの単なる経験にすぎない』ということです。
失敗を恐れて、やりたいことがあってもチャレンジしない方をよく見かけます。
失敗という言葉に悪いイメージを持っていればそう考えてしまうことも理解できますが、失敗は悪いことではありません。
むしろ、『失敗』をたくさん経験したほうが、『成功』する確率は上がるのです。
起業家などのインタビューでは、『たくさんの失敗を経験してきました』という話がよく語られます。
本人がたくさんの『失敗』をしてきたと言うのだから、本当にたくさん『失敗』をしてきたのでしょう。
でも、その方も今や『成功』していますよね。
今回の話と同じように、むしろ『失敗』を多くしてきたからこそ、『成功』にたどり着いたとは考えられないでしょうか。
捉え方ひとつで良くも悪くもなる『失敗』ですが、この記事を読んでくれた方は、これからは『成功しない方法を見つけただけ』と考えるようになってもらえれば幸いです。
このように考えることで、『失敗』に対して過度に恐れることなく、やりたいことにチャレンジしていけるようになります。
たくさんの『失敗』を経験して、最終目標である『成功』を掴み取りましょう!