『ボカロPになりたいけど、何が必要なの?』
この疑問を解決します。
本記事では、『ボカロPになるために最低限必要なもの』を紹介します。
ボカロPのように作曲してみたい!という興味を持ったとき、一番感じたことが敷居の高さです。
作曲するには、パソコンやソフト、機材など、多くのものが必要になってお金がかかることや、作業場所を確保しなければならないことなど、準備がとても大変です。
せっかく作曲に興味を持ったのに、敷居が高いということで諦める方が多いことも事実です。
しかし、最近はスマホやタブレット、作曲アプリが充実しているため、作曲のハードルがとても下がりました。
せっかくボカロに興味を持ったのに、始める前に辞めてしまうのはとてももったいないことだと感じていました。
そこで、少しでも興味を持った方に、簡単に作曲を楽しんでもらう方法を考えました。
そのために重視したポイントは、以下の3つです。
- 初期投資を限りなく少なくする。
- 隙間時間を見つけたときに即作業に移れる。
- 作業場所の確保という制約を無くす。
この3つを重視することで、機材を超コンパクトに揃えたボカロPになることができます!
では、ご覧ください!
ボカロPとは
まずは、ボカロPと呼ばれる職業について簡単に説明します。
最近では米津玄師氏が有名ですが、ボカロPとは、初音ミクなどのボーカロイドと呼ばれる音声を使って作曲をする人のことです。
昔は、作曲といえばバンドで各パートを集めて演奏するスタイルが主流でした。
しかし、今ではボーカルやギター、ベース、ドラムといった各パートをデータとして打ち込むことで、たった一人で曲が作れます。
このように、打ち込みをベースとして作曲した曲でボカロに歌わせる方のことをボカロPと呼びます。
ボカロPに最低限必要なもの
それでは、これから必要な機材を揃えていきましょう。
DTM(デスクトップミュージック)には、ハイスペックなパソコンと専用のソフトが必要でしたが、今はスマホやタブレットを使って簡単に作曲できるようになりました。
そんな中、ボカロには、『モバイルボーカロイドエディター』という専用のアプリが販売されています!
Mobile VOCALOID Editor
Yamaha Corporation¥4,800posted withアプリーチ
このアプリをダウンロードすれば、すぐに作曲できます。
本格的な機材を揃えるには、ボーカロイドを歌わせるソフトだけでも数万円します。
しかし、気軽に始めたいのにそんなに高いソフトは買いたくない。
そこで、まずは初期投資の安さに重点をおいて、機材を揃えました。
その機材がこちらです。
- iPadなどのタブレット端末。
- Mobile VOCALOID Editerアプリ。
これだけでは機材と言えないと思われるかもしれませんが、実は、ボカロはこれだけあればすぐに始められるのです。
では、それぞれ詳しくみていきましょう。
iPadなどのタブレット端末
スマホでも作曲できると言いましたが、あえてタブレット端末をおすすめしました。
その理由は、以下の3つです。
- 携帯性
- 操作性
- 画面サイズが大きい
それぞれ、詳しく解説します。
【タブレットをおすすめする理由①】携帯性に優れている。
これまでのDTMは、作業環境を整えてパソコンの前に座ってじっくり時間をかけて作業をするイメージでした。
しかし、私は子供がいることや作業場所が限られるため、腰を据えて作業するスタイルが構築できませんでした。
それを解決したのがタブレットです。
タブレットを使うことで、家の中のどこにいても作業ができるようになりました。
ぶっちゃけ、これなら布団の上で寝ながら作業もできます。
実は、この携帯性が継続するためにとても重要です。
継続できない原因の1つとして、『すぐに作業できる環境がない。』ということがあります。
作業を始めるときの準備に時間がかかると、どうしても長続きしません。
パソコンを使って作業を始めるには、デスクに向かい、パソコンを起動して、ソフトを立ち上げるという準備が必要です。
それらの準備をタブレットにすることで、すぐに起動してアプリをタッチするだけで作業が始められます。
パソコンでは、思いついたときに簡単に作業できないことがデメリットでしたが、タブレットを使うことでその悩みを解決できました。
【タブレットをおすすめする理由②】操作性に優れている。
タブレットなら、タッチパネルで画面も大きいため、操作性が抜群に優れています。
作曲では、どうしても細かい作業になります。
それをタッチパネルで行うことで、直感的に操作できるようになります。
数タップするだけで、簡単に曲を作ることもできます。
パソコンだと、なかなか直感的に操作することはできません。
それが、タブレットを使うことにより解決しました。
【タブレットをおすすめする理由③】画面サイズが大きい。
ぶっちゃけ、作曲するときはある程度、画面の大きさがないと作業がしづらいのが事実です。
作曲では、色々な楽器のパートを重ねていくため、数が増えると画面に収まりきらなくなります。
これを、タブレットが解決してくれました。
最初はもっと安価に始めるため、持っていたスマホで作曲をしていました。iPhone7 Plusを使っていたため、スマホとしては画面が大きかったのですが、やはり作曲するには画面が小さく、不便でした。
それがタブレットを使うことで、画面サイズがより大きくなり、一画面に表示できるパートの数を増やすことができました。
そのおかげで、各パートの調整がサクサク進むようになり、作業効率がアップしました。
ただ、もちろんタブレットが無くても作曲はできます。
まだタブレットをお持ちでない方は、まずはスマホでも使える『Mobile VOCALOID Editer』をインストールして、実際に使ってみてください。
Mobile VOCALOID Editor
Yamaha Corporation¥4,800posted withアプリーチ
そして、スマホで不便さが出てきたら、タブレットの購入を検討すると良いでしょう。
揃えておくと便利なアプリ。
ここからは、必須ではないものの、あるととても便利なものを紹介します。
これまで紹介したタブレットと『Mobile VOCALOID Editer』があれば、作曲を始めるための十分な機能が備わっています。
しかし、このアプリは、ボカロを動かすための専用アプリという位置付けです。
『Mobile VOCALOID Editer』はボカロの編集に特化していますが、曲全体の各パートを編集するには少し不向きです。
そこで、曲を編集するためにおすすめなのが、『Cubasis』というアプリです。
Cubasis 2
Steinberg Media Technologies GmbH¥2,900posted withアプリーチ
『Cubasis』は作曲アプリの最高峰
作曲のために他のパートを打ち込むことや編集することに特化したアプリが、『Cubasis』です。
『Cubasis』は、DTMの王道ソフトであるCubaseのスマホ、タブレット版です。
パソコンソフトの『Cubase』でできることを、アプリとして使用できるうえ、タッチパネルで直感的に操作できるようになっています。
そのため、このアプリを使うと作業効率がかなり向上します。
さらに、『Cubasis』で作り込んだデータは、本家『Cubase』に送って使用することもできます。
曲のベースやアイデアは『Cubasis』で作って、がっつり作り込むときに『Cubase』を使うなど、作曲スタイルによって使い分けができます。
しかも、本家『Cubase』より操作が簡単になっているので、まずは『Cubasis』から始めて、慣れてきたら『Cubase』に移行するような、段階的な使い方もできます。
Cubasis 2
Steinberg Media Technologies GmbH¥2,900posted withアプリーチ
アプリのほかにあると便利なもの
これまでは便利なアプリを紹介しましたが、ここからはアプリ以外のものを紹介します。
ボカロPとして一番必要になるものは、音を打ち込むためのキーボードです。
MIDIキーボードと呼ばれる、PCに接続したキーボードで打ち込みます。
ただ、MIDIキーボードにも多くの種類があり、迷ってしまいますよね。
そこで私は、操作性と携帯性を重視したMIDIキーボードを選びました。
おすすめのMIDIキーボードはKORGの『microKEY Air』です。
『microKEY Air』がタブレットで作曲するのに最高の組み合わせ。
この『microKEY Air』の最大の特徴は、Bluetooth接続ができることです。
一般的なMIDIキーボードは有線での接続のため、使用する場所が限られます。
それを、Bluetooth接続にすることで、部屋のどこからでも作曲ができるようになります。
これは、本記事で紹介しているタブレットと組み合わせて使うことで、最高の組み合わせになります。
そもそも、タブレットの携帯性を重視して使っている中、MIDIキーボードを有線で接続するなんて意味がありません。
それならPCを使った方が遥かに便利です。
でも、タブレットに『microKEY Air』を組み合わせることで、どんな状況でも作曲できるようになります。
ソファーに座って、横にタブレットを置き、膝の上でキーボードを使うようなスタイルも普通にできます。
しかも、Bluetooth接続のため、少しくらい距離があっても普通に音を鳴らすこともできまつので、とてもおすすめです。
まとめ
- タブレットに『Mobile VOCALOID Editer』アプリをインストールすればすぐに作曲できる。
- 作曲アプリのおすすめは『Cubasis』。
- タブレットと『microKEY Air』は最高の組み合わせ。
私は作曲など音楽を趣味として10年以上続けています。
昔は、それこそPCとソフトの組み合わせで、部屋に作業環境を作っていました。
しかし、歳を重ねて生活環境が変わったことで、なかなか腰を据えて作業することができなくなっていました。
そこで、徹底的にコンパクトな作業環境に変えようと思ったことが、このスタイルを作ったきっかけです。
このスタイルになってから、いつでもすぐに作曲できるのはもちろん、気軽にできるということが一番のメリットでした。
皆さんも是非、環境を整えて超コンパクトなボカロPを目指してみてください!