あなたは、今年どれだけの本を読んできましたか?
数冊、または数十冊読んだという方もいるでしょう。
読書は、学びを得る最高の手段です。本を読むことで、多くの学びがありますよね。
多くの方は読書をしますが、中でも多くの本を読む方がいます。それは、起業家や経営者の方々です。
経営者のように、とても忙しい方でも『読書』は欠かさず習慣としています。
経営者のインタビューなどでも、年間何十冊という量の本を読んでいるという話を聞いたことはありませんか?
世間一般的に忙しいと言われる方でも、毎日の読書を欠かさないことには、理由があります。
それは、『読書をすることで、他人の人生から学びを得ることができる』からです。
読書から多くの学びを得られますが、今回は、その中でもポイントとなる学び方を紹介します。
読書をすることで、著者の人生を擬似的に生きられる
読書と言っても、ビジネス書や小説、漫画など多岐に渡ります。
ここでは、それらのジャンルの中から、起業家や経営者が出版しているビジネス書を中心に解説します。
ビジネス書は、仕事や経営に参考になることが多く掲載されています。
会社員でも、通勤時間にビジネス書を読むことを習慣としている方も多くいると思います。
では、ビジネス書を読むにあたり、どこに重点を置いて読むべきなのでしょうか?
それは、『著者の人生を擬似的に生きる』という点です。
例えば、経営者の書いた本であれば、起業した当時の様子や会社を成長させるためにどのような施策を打ってきたのか、経験がこと細かに掲載されています。
この経験は、その著者だけしか経験したことがないことです。時代も環境も違うので、全く同じ経験をすることはできません。
その方独自の、人生なのです。
あなたの人生も同じです。他の人があなたの人生を生きることはできません。
人は、自分の人生以外を生きることはできないのです。
でも、これが読書のポイントでありメリットです。
『読書をすることで、自分の知らない他人の人生を知ることができるのです。』
読書で、著者の人生を擬似的に生きることができる。これが、読書をするにあたり重点を置くポイントです。
著者の人生から学ぶべきポイントは2つ。価値観と問題解決力。
では、読書を通じて著者の人生を擬似的に生きられる中で、何をポイントとすれば良いのでしょうか。
それは、『価値観』と『問題解決力』です。
一つ目のポイントである、『価値観』についてみていきましょう。
価値観は、生きてきた経験の積み重ねです。あなたの価値観も、これまで何を経験してきたのかによって構築されています。
さらに、価値観とは、生きるうえでとても大切な軸となる考え方です。価値観が違うだけで、憧れや敵対視することもあります。
読書をすることで、自分と違う価値観に触れられるということが、一つ目のポイントです。
二つ目のポイント、『問題解決力』についてもみていきましょう。
問題解決力とは、いかにして問題を解決したか、その手段となるものです。
経営者のように、会社を経営していけば多くの問題にぶち当たります。その課題に対して、どのような行動をして、どう解決したのか。これが読書から学べるのです。
課題の解決方法はひとつとは限りません。しかし、数多くある解決方法から実際に解決することができた、いわば成功した方法を知ることができるのです。
なぜ、経営者の多くは誰よりも本を読むのか
経営者の多くが誰よりも本を読む理由が、少し分かってきたかと思います。ここでは、前項をさらに深掘りしていきます。
会社を経営するということは、世の中の色々な価値観を持つ人に対して、サービスを提供していくことになります。
会社を大きくしていくにあたり、自分の価値観で物事を判断しなければなりません。そのためには、多くの価値観を学んで、自分の価値観を広めることがとても重要になります。
独りよがりな方法しか取れない経営者と、色々な価値観から最善と思われる方法を選択する経営者がいれば、成功に近いのは後者でしょう。
このように、自分の価値観の幅を広げるためにも、読書を通じて他人の価値観を学ぶことが大切なのです。
では、もうひとつの問題解決力についてはどうでしょう。
会社を経営するにあたり、多くの課題が生まれます。その課題に対してどのような行動をしたのか。その行動ひとつによって会社の将来が変わります。
色々な解決策を練る中で、あなたが過去に読んだ本に同じような課題があったとしたら、参考になると思いませんか?
もちろん、同じ方法で解決することはできないとしても、それが一つの手段として参考にすることができるはずです。
このように、読書を通じて、先人がぶち当たった課題に対する解決方法と、その結果を学ぶことができるのです。
先人の課題解決方法を学ぶことで、自分が生きていくうえでぶち当たった課題を解決するために参考になる、一つの手段を蓄積できるのです。
まとめ
以上が、私の考える読書をするメリットです。
まとめると、『著者の人生を擬似的に生きる』ことで『価値観』と『問題解決力』を学ぼうということです。
ただ漠然と読書をするのではなく、このように『読書通じて、著者の人生から学びを得る』ことを意識するだけでも、多くの学びを得られます。
せっかく読書をするのですから、本一冊から何かひとつでも自分の人生に参考になることを見つけてみましょう。これを意識するだけでも、あなたにとって必ずプラスとなるものが見つかるはずです。
人生を豊かに変えられる読書ライフを送っていきましょう!