『主夫って、良いよなぁ。』
『主夫になってみたいなぁ。』
この記事は、主夫になることに憧れている方に向けて書いています。
私は今、専業主夫ブロガーとして生活しています。家事をこなしながら在宅でブログを執筆する毎日です。
ブログ書いているなら専業じゃなくね?と思われるかもしれませんが、家でやっていることは、専業主夫と同じです。
専業主夫って、何をしているんだろうと思われることがよくあります。一般的な『主婦』とやることは変わらないのに、なぜか『主夫』になると、不思議がられます。
そこで、専業主夫になりたいと思っている方に、以下のことをお伝えしたいと思います。
- 専業主夫は何をしているの?
- 専業主夫のメリットとデメリットは?
これを読めば、専業主夫に対するイメージが今よりも膨らむと思います。
まだまだ多くない専業主夫という生き方。これからは、専業主夫っていう生き方もありなんじゃない?ということをお伝えできればと思います。
では、まいります。
専業主夫になるとは、家庭を生活面から支えるということ。
専業主夫は、家事をやれば良いんだと思われるかもしれませんが、そんな簡単な話ではありません。しっかり本質を捉えておかなければ、いざ専業主夫になったときに困ってしまいます。
そこで困らないためにも、まずは家庭を支える方法を理解しましょう。
家庭を支える方法は2つあります。それは、経済面と生活面です。
経済面とは、生きて行くうえで必要なお金を稼ぐことです。
私は10年間、会社員として働いていました。そのときは、会社から給料をもらい、その給料で家庭を経済面から支えていました。
もう一つが、生活面です。生活面とは、主に家事など、家で快適に過ごすために必要なことです。
専業主夫になるとは、家庭を生活面から支えるということです。
もちろん、私のように専業主夫とブロガーを両立して、生活面と経済面の両面を支える方法もあります。でも、専業主夫である以上、まずは生活面をしっかりと支えなければなりません。
そして、生活面で家庭を支える中で一番ウエイトを占めるのが、家事です。
『家事』と一言で表しても、その内容は盛りだくさんです。
買い物や食事の準備、片付け、洗濯、掃除、あるいは役所への提出書類の準備など、やるべきことは多々あります。特に、食事や洗濯などは毎日やらなければなりません。
さらに、生活面だけを見れば良いかとそうではありません。
収入に対して過剰な支出がないように、家計も把握しなければなりません。
専業主夫というのは、これらのことを率先してやらなければならないのです。代わりに誰かがやってくれる、ということはありません。
もちろん、奥さんと分担できるところは分担しながらやれば良いのですが、それでも、家庭内でやらなければならないことは、メインでやらなければなりません。
こんなことを言ってしまうと、『専業主夫って大変だな。自分には向いていない』と思う方もいるかもしれません。
私も最初はそうでした。
それこそ、家事や料理なんて全然できませんでした。野菜を切るのもままならない。洗濯機の回し方もよく分からない。
そんな私でも、妻にやり方を教わりながらやっていったら、今では普通に出来るようになりました。
なので、家事が向いていないという心配は無用です。こんな私でも出来るようになったので、誰でも出来るようになります。
では続いて、専業主夫になったら、どんなメリットやデメリットがあるのか、紹介します。
専業主夫になって得られる3つのメリット
専業主夫になった私が、大きく感じたメリットは、以下の3つです。
- ストレスが激減した
- 家族との時間が増えた
- やりたいことに挑戦できた
それぞれ紹介します。
【メリット①】ストレスが激減した
1つ目のメリットは、ストレスが激減したことです。
私は、会社員時代に、会社のやり方に不満を抱えていたのと、人間関係に悩んでいました。
できる人だけ優遇し、できない人は切り捨てる。育てることもしない。
さらに、1人に掛かる仕事の負担も大きく、本来の自分の業務以上のことをやっていました。
それに不満を抱きつつ、解決しようと上司に相談しても何も動いてくれない。上司がすでにその現状に諦めている。
こんなことがあり、いつしか会社に行くのが嫌になっている自分がいました。
会社に行く前日はストレスで精神が不安定になり、些細なことで子供に当たることもしばしば。もちろん、妻にも嫌な思いばかりさせていました。
こんな精神的なストレスを毎日抱えて働いていて、家にいても機嫌が悪く家族に迷惑をかける。こんな生活をしていて、何の意味があるのかとずっと疑問を抱えていたのです。
そこで、思い切って専業主夫になることを選択したのです。
すると、これまでのストレスが驚くほど激減していきました。
やるべきこと以上のことを無理に押し付けられることも、相談して何もしてくれない頼りにならない上司に会うこともありません。
そうして、私の精神も安定してきたことで、こじれていた家庭にも明るい笑顔が戻ってきたのです。
これが、専業主夫になって一番良かったとも言えるメリットです。
【メリット②】家族との時間が増えた
2つ目のメリットは、家族との時間が増えたことです。
前述したように、会社では仕事量が多くなっていきました。それに比例して、残業時間も増えていきます。
そのため、必然的に家庭で過ごす時間が減っていました。
子ども達が起きる前に家を出て、寝てから帰ってくる日々。
子どもと一緒に過ごせる時間なんて、人生の中でも限られているはず。なのに気持ちとは裏腹に、仕事のウエイトが増えていく。そこまでして働く意味が分からず、納得できない。
それが、専業主夫になったことで一気に解決します。
子どもと一緒にいる時間を過ごせることがこんなにも幸せだったと、気づくことができました。
【メリット③】やりたいことに挑戦できた
3つ目のメリットは、自分がやりたいことに挑戦できるようになったことです。
大学を卒業し、とりあえずどこかに就職する。
当時、学生だった私は、ろくに考えずにとりあえず就職することに必死でした。そのため、社会人になっても、やりたい仕事をしているわけではなかったのです。
今の時代、『やりたいことをして生きていこう』というワードを目にすることが多くなっていますよね。
私は起業家であるホリエモンが好きで、著書をよく読みます。特に好きな本である『好きなことだけで生きていく。』の中で、読者にこのように伝えています。
しかし、断言しよう。
人は好きなことだけして生きていける。
それは、例外なく、あなたも。
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もちろん、最初のうちはそんなことは無理だと感じていたのですが、ホリエモンの著書に限らずたくさんの本を読んでいく中で、『自分もやりたいことで生きていきたい。自分にもできるかな?』と思い始めるようになっていきました。
そうした想いを持っていた中で専業主夫に転身し、やりたいことをやれる時間を確保することができました。
もちろん、まずは生活面を支えなければならないので、家事などやるべきことはたくさんあります。でも、それらを効率よくこなしていくことで、自分の時間をたくさん捻出することができます。
その捻出できた時間で、自分のやりたいことをして生きていくことができるようになったのです。
まさに、今読んでもらっているブログ、これが私のやりたかったことでした。
時間管理をしっかりして、やるべき家事をこなしたうえで、ブログを執筆する時間を確保しています。
短い人生で、やりたいことにも挑戦できずに終わるなんて嫌だなとずっと思っていました。それが、専業主夫になったことで、本当に自分がやりたかったことに挑戦できるようになったのです。
以上の3つが、特に大きく感じた専業主夫になるメリットです。
続いて、デメリットも紹介しておきます。デメリットも理解しておかなければ、いざ専業主夫になったときに困り果ててしまいます。
専業主夫になって感じた2つのデメリット
専業主夫になって感じたデメリットは、以下の2つです。
- 経済面での不安
- 時間管理が大変
これらのデメリットを詳しく解説します。
【デメリット①】経済面での不安
1つ目のデメリットは、経済面での不安です。
私は妻と共働きで働いていました。
妻は今も働いていますが、私が専業主夫になったことで、収入の柱は1本になりました。
稼ぎにもよりますが、単純に考えて家計の収入が半分になりました。収入の柱が減ると、精神的に不安になります。
私は、会社員時代から専業主夫になることを見据えていました。そのため、普段から贅沢をせずに質素な暮らしを心掛けていました。
会社を辞める前から、『専業主夫になったらきっと、収入が減って不安になるな』と思っていたからです。
さらに、私は子どもが2人います。
これから教育費がたくさん掛かるというタイミングもあり、早くからコツコツと貯金もしてきました。
ただ、やはりいざ専業主夫になって収入が減ると、精神的に不安になります。
今は、貯金を崩しながらも、やりたいことで収入を得られるよう準備している期間なので、仕方ないと割り切っています。
こんな状況なので、結果を出さなければならないと強く感じています。それが、日頃から全力でやりたいことに取り組めてる力の源でもあると思っています。
毎日を全力で生きていかなければならない。それくらい、お金の不安は強く感じます。
ちなみに、会社員時代から貯金だけではどうしてもキツくなるだろうと思っていたので、今では資産運用も同時に取り組んでいます。
とは言え、資産運用に対する知識はゼロ。金融関係の言葉は全く分かりません。
それでも、最近になってロボアドバイザーでの資産運用やAIによる資産運用など、金融に関する知識がない人でも勝手に資産を運用してくれるサービスがあります。
『これは自分にピッタリだ!』と思い、ロボアドバイザーで全自動の資産運用ができるウェルスナビというサービスを使っています。
ウェルスナビで毎月、3万円ずつ積み立て投資をしています。たったこれだけで、少しずつでも資産が増えていくなら、とても助かります。
専業主夫になったら、収入が減る分、今ある資産を無駄に使わず、いかにして増やしていくのかが課題です。
【デメリット②】時間管理が大変
2つ目のデメリットは、時間管理が大変だというです。
私は専業主夫ブロガーなので、在宅でブログを書いて生活しています。
ぶっちゃけ、時間はたくさんあります。
日中は家に1人しかいないので、何をしていても誰に何を言われることもありません。
その分、自分自身で時間をしっかり管理しないと、無駄な時間だけが過ぎ去っていきます。ぼーっとテレビを見ていれば、それだけで1日が終わってしまいます。
家事だけをこなす専業の主夫になればそれでも良いかもしれませんが、私のようにやりたいことに取り組む場合は、時間管理が必須です。
絶対にならなければならない家事については、ほとんどルーティン化しています。時間でやることを決めてしまえば問題ありません。
家事以外の時間をどう使うのか。それがポイントです。
とは言え、時間があるからこそ、やりたいことや好きなことに取り組めます。
やりたいことがある人や夢がある人にしてみれば、目標達成のために自ずと行動するはずなので、デメリットでないとも言えます。
実際にやりながら、無駄な時間を削っていけば良いだけのことです。
まとめ
専業主夫のメリットとデメリットをまとめると、以下のとおりです。
- ストレスが激減した
- 家族との時間が増えた
- やりたいことに挑戦できた
- 経済面での不安
- 時間管理が大変
一番のデメリットは、やはりお金の問題ですね。お金に余裕がないと精神的にもキツくなるので、ここだけは避けて通れません。
でも、正直言って、デメリットよりメリットの恩恵を遥かに多く感じています。目的を持って専業主夫になると、とてもメリットがあります。
冒頭で紹介したように、会社員時代は苦痛でストレスを感じる日々でした。それで家族に迷惑をかけてしまっていました。専業主夫になり、迷惑をかけることが無くなったことが、一番のメリットでした。
妻も、『お金の問題はあるかもしれないけど、今のほうが断然良い』と言ってくれています。ただ、『時間がある分、結果もちゃんと出してね』と釘を打たれていますが。笑
もし、専業主夫になることを考えているならば、気になることはコメントやツイッター(@MAKINGTHEROAD44)で気軽に質問してみてください。
まだまだ多くない専業主夫として、アドバイスできることはしたいなと考えています。
私のように、会社員として働くことが難しくなった方にはもちろんですが、それ以外の方にも、伝えられると思っています。
例えば、私の妻の立場のように、『旦那さんが仕事で不安定になってしまったので、前のような元気を取り戻してもらうために主夫になることを提案したい』と考えている方など、なんでも構いません。
気になることがあれば、是非コメントお待ちしております!
以上が、『専業主夫になりたい人に伝えておきたいメリットとデメリット』でした。