私は、会社員として仕事をしているときから、フリーランスに憧れを抱いていました。
『自分のスキルでどれだけ通用するのか挑戦してみたい』
『会社員ではなく、個人で好きな仕事をして生きていきたい』
まさに、このような想いを抱いていました。
一方で、
『自分は自慢できるようなスキルを持っていないから、フリーランスにはなれない』
と思っていました。
しかし、それは単なる思い込みであったと気づいたのです。
結論から言うと、自分が今まで育ててきたスキルに、気がついていなかっただけでした。
実は、サラリーマンとして働いているあいだに、フリーランスとして使えるスキルが身についていたのです。
今回は、フリーランスに憧れてはいるものの、自分にはスキルがない!と諦めてしまっている方に、『自分独自のスキルを見つける方法』を紹介します。
あなたも、きっと隠れたスキルを持っているはずです。是非、この記事を読んでその隠れたスキルを見つけてみてください。
では、はじめましょう。
自分のスキルの無さに絶望しながらもフリーランスに憧れを抱いていた日々
『個人のスキルを武器に稼ぎたい』
自分もここに憧れを抱いていました。
それこそ最近は、『これからは個人の時代である』といった考え方が、影響力のある方々を中心に世に広まってきています。
私も、そのような考え方を持っている方が出版した本などをよく読むこともあり、影響を受けたことは言うまでもありません。
ただ、そこで単に本を読んで終わってしまうのか、本当に理想の働き方に向けて行動するのか、2択に迫られます。
多くの方は前者であり、実際に行動を起こす方は1パーセントくらいしかいないとも言われています。
私自身、最初は前者でした。
それもそのはず、
『自分に何かスキルがあるわけでもないし、サラリーマンとして働いているほうが楽だ』
と考えていました。
ただ、心のどこかでは、それでもフリーランスに憧れを抱いたまま働いていたことは事実です。
世の中に対して自ら価値を提供したいという気持ちがブログを立ち上げることに繋がった
日々、悶々と働いている中で、自分の将来についてよく考えることがありました。
特に、
『このままサラリーマンとして30年間働いたあとに、何が残るのだろう』
という、漠然とした不安を感じるようになりました。
『今の会社で働き続けてキャリアを積み重ねたとしても、それは会社内でしか通用しないキャリアなのではないか。』
『このまま働いていて、定年を迎えたあとに自分自身に何の価値があるのだろう。』
このような不安に襲われることがあり、自分も世の中に対して何かできないかと模索しました。
いわゆる、副業を探しはじめたのですが、その中でも、『自分自身で世の中に価値を提供したい!』という気持ちを強く持っていました。
そこで、情報発信で副業をしてみようと、色々調べました。
ネットで情報発信できる副業を調べている中で、リスクがとても少ない副業として、ブログを知ったのです。
副業として始めたブログ運営でスキルを伸ばそうと頑張った
『自分の好きなことをブログで発信して価値を生み出したい』
という漠然とした考えを持っていたので、趣味に関する特化ブログを立ち上げました。
もちろん、そのときはブログに関する知識はゼロでした。
ブログを立ち上げるためにドメインを取得したり、サーバーを借りたりする必要があることすら知りませんでした。
しかし、この程度のことであれば、ググれば答えはいくらでも見つかりました。
ブログの始め方なんていう記事は山のようにネットに溢れています。
それらの記事をとことん読み漁り、見よう見まねでブログを立ち上げました。
最初はあり得ないほど酷い記事を書いていましたが、記事を積み上げていく過程で、試行錯誤を繰り返していました。
ブログの構成はどうするか、印象に残りやすい表現であるか、読みやすさはどうかなど、試行錯誤を繰り返すことでブログ運営のスキルを身につけていこうと努力していました。
ただ、ブログを書き続けていたこのときは、個人のスキルとして本当に大切なことに気づくことになるとは、思ってもいませんでした。
ブログを書き続けたとき、自分独自のスキルがあることに気づく
当時立ち上げた特化ブログは、開設から2年が経った今、月間で7万ページビューもあるブログに育ちました。
ただ、ここで言いたいことは、ブログの成功の話ではありません。
ブログを始めて気づいた一番大切なこと。
それは、
『文章を書くことが好きだった』
ということです。
思い返してみれば、普段こなしていた仕事の中にも思い当たることがありました。
会議資料や稟議書を作成するときに文章を考えるのが好きでしたし、それだけでなく、周りの人が作った資料の添削もよく頼まれていました。
今まで全く気づいていませんでしたが、実は私は、書類などの文章を作成することが得意だったのです。
これは、身につけようと思って身につけたスキルではありません。
しかし、日々の資料作成が、自分のスキルを向上させていたのです。
皆さんの中にも、私と同じく資料作成が得意だとか、プレゼンが得意だという方がいるのではないでしょうか。
あなたのその得意な仕事が、実は、あなた独自のスキルなのです。
自分の得意分野を見つけたら、そのスキルを発信してみよう
今や、個人で発信できる手段はたくさんあります。
文章を書くことが得意ならばブログを立ち上げみる。
プレゼンが得意ならば、YouTubeでコンサルタントとして活動してみる。
このように、個人のスキルを発信する場はいくらでもあります。
要は、自分の隠れたスキルに気づくことが大切なのです。
サラリーマンとして働いている方は、特に自分の得意な仕事に気づいていないかもしれません。
それこそ、日々のルーティンや山積した仕事をこなすことで精一杯ですよね。
ただ、その中でも何かひとつ、自分が得意なことを見つけてみてほしいのです。
今なら、その好きな仕事を軸に、個人で仕事を作ることができるのです。
他の人より優れたスキルを見つけるために、専門的な知識は必要ありません。
それよりも、好きなことや得意なことが、あなた独自のスキルとして活かせるのです。
私は、ブログをはじめたことがきっかけで自分の強みに気づくことができましたが、もっとシンプルに考えていれば、より早く自分独自のスキルに気がついていたと思います。
皆さんも是非、自分の仕事を振り返ってみて、得意なことを思い出してみてください。
その得意なことが、あなた独自のスキルとなり、価値を生み出すことに繋がるはずです。